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本の整理・断捨離のコツ!きれいに維持するためのルールとは?

雑然とした部屋は、すこし見渡しただけでいろいろな物が目についてしまい、なんだか心が休まらないですよね。
特に「本」はスペースを占有しがちなもののひとつです。
大きさや色がごちゃごちゃと並んでいると、それだけでも雑然として見えます。
本棚に収まりきらない本が床や棚の上に積み重ねられているありさまは、見ているだけて疲れてしまいます。
ちょっと前に片付けたつもりだったのに、もう元通りに散らかっている…ということも。
この記事では、「本を断捨離して、ずっときれいな部屋ですごしたい!」という方に、本の整理整頓ときれいな状態を維持するコツをご紹介します。
目次
たった”ひとつ”だけ、部屋が散らかる理由とは
部屋が散らかってしまう原因、それはズバリ「スペースに対してモノが多すぎること」です。
きれいに整理整頓された部屋を維持するコツは、「モノの定位置を決めて、使ったらしまう」を徹底することだとされていますが、そもそも、部屋にあるモノが収まりきるだけのスペースがあるでしょうか?
収納のキャパシティーに対してモノが多すぎていないですか?
本・書籍も同様です。本棚に収まり切らない本たちは、当然、床やデスクの上に積まれていき、部屋を散らかす原因となります。
あなたの部屋の「収納力」をチェックしましょう!
本棚の収納力はどのくらいある?
あなたの部屋には本棚がいくつあり、それぞれどれだけ収納できるでしょうか?
まずは、本棚として使っている家具だけで、何冊くらいの本を収納できるか調べてみましょう。
さまざまなサイズの本があるので、だいたいの冊数がわかれば大丈夫です。
例:Aさんの部屋
たとえば、Aさんの部屋に、大型本棚が1つ、コミック収納用6段ラックが1つ、文庫収納用の4段ラック(スライド式)が1つあります。
収納できる本の冊数は、下記のようになります。
大型本棚:文庫150冊、コミック200冊
コミック収納用6段ラック:コミック200冊
文庫収納用の4段ラック(スライド式):文庫350冊
あわせると、文庫450冊分、コミック400冊分です。
もし、単行本サイズの本棚にしまう場合には、文庫やコミックが入る量の7割程度の冊数を想定しましょう。
このとき棚の高さに注意しましょう。本の高さによっては入らなかったり、収納できても取り出しづらくなったりします。
例:Bさんの部屋
Bさんの部屋では、3段のカラーボックスが3つ、正方形のディスプレイラック(8マス)が1つがあり、加えてデスクのサイド部分も本棚として使用しています。
この場合はどうでしょうか?
3段のカラーボックス3つ:1段あたり文庫23冊×3段×3つ=207冊
正方形のディスプレイラック(8マス)1つ:1マスあたりコミック20冊×8マス=160冊
単純に考えれば、文庫が200冊程度、コミック160冊程度、単行本50冊程度の収納力です。
しかし、カラーボックスやディスプレイラックは奥行が深いことがあり、本を2~3列並べられます。
カラーボックスには2列、ディスプレイラックには3列並べれば、文庫は400冊、コミックは480冊の収納力になります。
複数列並べる場合には、奥の列になる本の下に、本を数冊積んだりティッシュの空き箱などを置いたりすると、奥の本でも背表紙が見やすくなります。
本棚以外の収納スペース
本棚の収納スペースだけでは心許ないという方は、本棚以外にも収納スペースがないかチェックしましょう。
もちろん、全てを本のためのスペースに充てることはできませんが、まずは「最大でどのくらいのスペースがあるのか」を把握しておくことが重要です。
例えば、こんなところは本を収納できるかもしれません。
・ベッドの下
・階段や廊下の壁面
・キッチンなどのカウンターの下
・トイレ
・洋服ダンスや下駄箱
・クローゼット
他にも、家具と家具の間や上下のスペースに空きがある場合には、収納できないか検討してみましょう。
本を断捨離する前に、3つの確認すべきこと
収納スペースを確認したら、いよいよ本の断捨離!…いいえ、断捨離を実行する前に、確認すべきことが3つあります。
この3つを確認することで、断捨離をするとき、整頓した状態を維持するときの基準を知ることができます。
あなたの蔵書数はどのくらいですか?
次々と本を購入してしまう方の場合、部屋にどのくらいの本があるのか把握していないことが多々あります。
現時点での蔵書数を確認し「収納できるのに収納していない」ということはないか、部屋にきちんと収納するためにはどの程度減らすべきなのか、見直しましょう。
必ずしも1冊1冊数える必要はありません。
数えるのが大変だという方は、本棚1段あたり何冊の本が入っているか確認し乗算でざっくりと概算してください。
年間何冊、本を買っていますか?
せっかく大掃除をして整理整頓をしても、いつの間にか元の部屋に戻ってしまっている…ということはありませんか?
「しまう場所」を決めておくことももちろん大切ですが、「どのくらいのペースでモノが増えているのか」を把握しておくことで、しまう場所のないモノが増え、部屋を散らかしてしまうのを防ぐことができます。
特に、本屋さんが好き・本が好きという方は、空いた時間にふらりと書店に立ち寄ったり、行く先々で本を購入して、いつの間にか本が増えてしまうということが少なくありません・・・
そんなのいちいち数えていないという方も、
・今月どのくらい購入したか?
・ここ数カ月の平均購入冊数
・クレジットカードの購入履歴
・読書アプリの記録
といった情報から、おおよその年間購入冊数を計算してみてください。
本が増えることも考慮した蔵書数を設定しましょう
本を断捨離するとき、現在の収納力に対してぴったりあわせて本を処分するのではなく、上で確認した「どのくらいのペースで本を買っているか」まで考慮しながら断捨離するようにしましょう。
これから買う本はどこに置くのか、自分が本を購入するペースを考えるとどの程度の収納スペースを空けておくべきなのか、断捨離する前に確認しておくことで、整理整頓した状態を維持しやすくなります。
本の断捨離のコツ
本の「いらない」基準は?
「いらない」を判断する基準は、断捨離のハウツー本や発信者の考え方によって少しずつ異なることがありますが、大切なのは「いらない判断基準を明確にすること」です。
「いらない」を判断する基準としては、次のようなものがあります。
- 読み終わっている、使い終わっている
- 読みかけ、途中で飽きてしまった
- いつか読もうと思って読んでいない
- 衝動買いして読んでいない
- 虫が発生している、汚れている
- 一定期間(1年以上など)開いていない
- 電子書籍に置き換えられる
本の種類別、いる・いらない判断
雑誌
1冊まるごととっておく必要はあるでしょうか?取っておきたいページだけ、スクラップするのもひとつの手段です。
資格の本、参考書、教科書
すでに資格取得が済んでいる資格本や専門書、学生時代につかっていた参考書や教科書は、日常的に読み返しているものでないなら、今後も読まないことが多いでしょう。
漫画、小説
少し厳しく判断するならば、読み終わってから1度も読み返していない漫画・小説は処分の対象にします。
完全に手放してしまうことに抵抗があれば、電子書籍に置き換えられないか検討しましょう。
ハウツー本、ハック本
一度も読み返していないのであれば、処分の対象にしましょう。また、雑誌と同様に「本をまるごと取っておく必要あるか?」についても検討しましょう。PDF化したり電子書籍に置き換えたりすることで、省スペースできます。
本を整頓した状態を維持する3つのルール
本棚の収納力に見合うように本の断捨離が終わった方は、今後もこのすっきりとした状態を維持するため、次の3つのルールを意識しましょう。
「購入ルール」で、増やさない
あまりにも購入ペースの早い方は、ペースを落とす工夫をしましょう。
表紙買いを避ける、図書館を利用する、電子書籍での購入を検討する、欲しい本があってもすぐに買わないようにする、といったルールを課して購入冊数を抑えます。
また、毎月購入できる冊数を決めておくと、買う・買わないの判断がしやすくなります。
「収納ルール」で、散らかさない
もし、蔵書数に対して収納力が十分にもかかわらず本が散らかっている場合には、収納ルールが曖昧になっている可能性があります。
「いつまでに」「どこに」片付けるのか、予め収納ルールを決めておくことで、日頃の片付けが楽になります。
「処分ルール」で、放置しない
部屋を散らかさない極意のひとつに、「処分まで考えてモノを購入する」というものがあります。
断捨離の前に部屋の収納力を確認しているので、予め蔵書数を決めておき、それを超えた場合には再び本を断捨離する、という処分ルールを設けておくと、きれいな部屋をより維持しやすくなります。
蔵書数を決めるときは、「〇冊まで」とかっちり決めてしまうと、それを守るのが難しくなってしまいます。そこで、蔵書数は「100~160冊まで」とある程度幅を持たせるようにしましょう。
さらに、毎月の本の購入数が把握できれば、どのくらいの頻度で断捨離が必要かわかるようになってきます。
さいごに
部屋がいつの間にか散らかってしまう方は、まずは散らかる原因に意識を向けるところからがスタートです。
部屋にどのくらいの本をしまうことができるのか、現時点でどのくらいの蔵書があるのか、日頃どんなペースで本が増えているのか、現状を把握してから断捨離すると、よりスムーズに断捨離を進めることができます。
整理整頓が済んだ後にも、きれいな状態を維持しやすくなるでしょう。
初めからルールが厳しいと疲れてしまうので、まずはできることから取り入れてみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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